4人のチームに、ひとつの秘密。最初のゲームを考える
協力と疑いが同居する時間をつくりたい。『ウラギリ・シグナル』の企画で大切にしていること。
うまくいかないことが、会話のきっかけになる
協力ゲームでミッションに失敗したとき、理由はひとつとは限りません。操作を間違えた、説明の受け取り方が違った、タイミングが合わなかった。その曖昧さに「誰かが意図的に妨害したかもしれない」という可能性が加わると、同じ出来事の見え方が変わります。
「ウラギリ・シグナル(仮)」は、この振り返りの時間を中心に据えた企画です。4人で複数のミニゲームに取り組みますが、1人だけは全員の成功を望んでいません。プレイ中に感じた違和感を持ち寄り、最後に妨害役を予想します。
なぜ4人から始めるのか
人数が増えると、全員の行動を把握する負担が増します。最初は自分以外の3人を意識できる規模を選び、協力と観察が両立するかを確かめます。ただし「4人なら必ずちょうどよい」という結論が出たわけではありません。これは今後の試作で検証する仮説です。
妨害役が1人なら、協力役は3人になります。妨害役が目立ちすぎれば投票は作業になり、何も分からなければ推理は運任せになります。その間に、行動を説明できる余地をつくることが最初の課題です。
ミニゲームに求める3つの条件
- 初見でも、目標を短い説明で理解できること。
- 操作の得意不得意だけで結果が決まらないこと。
- 結果発表で、誰が何をしたのかを振り返る材料があること。
たとえば、正解を知っている人と操作する人を分ければ、伝達の難しさをつくれます。ただし通信速度の差を妨害と誤認するような仕組みは避けたいところです。操作履歴の見せ方や待ち時間の許容幅も、ルールと一緒に考える必要があります。
最初の試作で確かめたいこと
MVPの範囲は、ルーム作成、コード参加、表示名の入力、3種類程度のミニゲーム、最終投票、結果発表、再戦です。アカウント登録や衣装の収集は、この試作には含めません。
まず確かめたいのは、勝ったか負けたかよりも「どうしてそう思ったのか」を話したくなるかどうか。テストでは、投票前に判断材料があったか、失敗の責任が1人に偏らなかったか、もう一度遊びたいと思えたかを振り返ります。
現在地
現時点では企画とルール設計の段階で、オンライン対戦やミニゲーム本体は未実装です。ここに書いた内容は決定済みの仕様ではなく、検証したい方向性です。実際に試した結果は、このブログに別の記録として追加していきます。